column コラム

『山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る』2023-001

ちょっと意図的に読書記録をつけていこうと思います。

『山中教授、同級生の小児脳科学者と子育てを語る』

第一章 「ほったらかし」が子どもを伸ばす
第二章 親子で「ええかっこしい」をやめる
第三章 良い習慣が脳を育てる
第四章 常識を疑える子どもに育てる
第五章 レジリエンスを身につけさせる
第六章 しぶとい子どもは目線が違う

脳系の本にハマっているので、その流れで買ってみました。

P64
成田 (前略)発達障害のある方は、乗り越え力と言われる「レジリエンス」が低い方が多いので、その理由を脳科学的に探って対策を立てようということで。(中略)その力の高さを調べる「質問紙」があって、それを使うんです。

山中 どんなことがわかるの?

成田 実は、乗り越える力って、「自己肯定感」「社会性」「ソーシャルサポート」という3つのパーツからできてるの。例えば発達障害の方は周りに理解されにくいため、自己肯定感が低いことが多い。ですが、それに加えて、そもそも発達障害は社会相互作用の障害なので社会性も堂奥に低い場合が多いです。周りの人と関係性を上手く保てるかどうかという部分ですね。そして、最後のソーシャルサポートというのは「周りの人に助けら得てるっていうことを実感する力」になります。つまり、「おかげさま」と思える力。これが3番めの要素になるの。

「レジリエンス」は馴染みのない言葉だったので、なるほどしました。「ソーシャルサポート」はおとなになってからも鍛えられる力。
「自己肯定感」「社会性」は幼少期に育まれるので親としてやってあげたいなと思ったり。なんか漠然と「自己肯定感」育んだほうがいいという漠然としたイメージはあったけど、これによってピンチを乗り越えられるというのもなるほどと。

私はちなみに税理士試験合格で、自己肯定感を大人になって構築した自覚あり。おとなになってからでも自己肯定感はつけられる例っちゃそうかも。

P91
脳を働かせるには食べなくてはなりません(中略)

この「おなかが空いた」を認識する食欲中枢を働かせるためには、セロトニンという不安抑制に働く脳内物質が欠かせません

そして、そのセロトニンを分泌させる一番の条件が、早寝早起きです。睡眠は長時間とればよいのではなく、眠る時間帯が重要です。夜10時~朝8時の10時間より、夜8時~朝6時のほうがセロトニンをきちんと取り込めます。

早寝早起きだ!それだ!

あとは、感謝の気持がレジリエンスを高めると。「ありがとうを言おう」みたいなのはあまり好きじゃないけど。まあでも、そこら中に文句撒き散らすよりも、感謝中心に回っていたほうが、課題解決して進んでいくにはいいよね。それはそう思う。金持ち喧嘩せず。と。

こんなもんで。